増田へレス

”日本という環境は英語を学ぶためには最悪な環境であり〜”
→日本の広範囲の場所では英語に触れる機会が絶望的に少ないから実際習得は非常に難しい。覚えるモチベーションも湧かないし、そういうケースでは実際覚える必要はないだろう。


”それで「英語ができる」なんて言うつもりなんだろうか”
→あなたの求めるレベルではできるなんて到底言えないが、目的によって必要な英語は違うから、目的によっては「できる」と堂々と言ってよい。あなたはヨーロッパやアジアのとある田舎で、地理に自信がなくて道を尋ねた経験はないのか?そのときTOEIC900以上の者を求めて、こいつじゃだめ、こいつでも足りないと熱中症になるまでさまよい歩いたのか?
ヨーロッパ内ですら英語がほとんど通じない地域はある。「私たちの店は英語が通じます」という意味で「We speaking English」という看板を見たことがある。話せるって言っちゃう図々しさに感動したよ。そういう人たちとも、必要に迫られたら英語でコミュニケーションするしかないだろう?


”「国際英語とはブロークンイングリッシュです(キリッ」とか言ってる奴が〜”
→私も「ブロークンでも通じさえすればいい」なんて思ってはいないので一部同感。だが、「非ネイティブだけどその人、文化のらしさが良い意味で出ていていい英語」っていうのはあるものだよ。

確かにこれは難しい問題だ。一部で話されている非ネイティブ英語はネイティブから見ると「相当崩れて」いて、意思疎通に支障がある場合もあるようだ。
http://blog.editage.com/?q=Common-Mistakes-by-Indian-Speakers-of-English
http://homepage3.nifty.com/sekai-hekichi/id-jg-october04.htm
http://www.faireal.net/articles/8/03/#d30815_2
さすがにこの辺はネイティブ英語でないのはもちろんのこと、共通語としての英語ですらない。下記は涙なくしては読めない。
>そして次に困ることが、彼らはそんな癖のある英語を「これがまさしく
>正当な英語だ」と言わんばかりに、堂々と(偉そうに?)、そしてかなり
>早口でまくし立てることです。日本人ですと、相手が少しでも理解して
>いなさそうな素振りを見せると、こちらが遠慮してしまいがちですが、
>インド人にはそんな態度は皆無で、挙句に私が聞き返そうもの
>なら、「お前、英語できないのか?」という顔をする輩もいる
でも、別の例として、スコットランド現地の英語はアメリカ人にはホントに聞き取れなかったりすると聞くし、日本でも本州の人には沖縄や鹿児島のネイティブ同士の会話が全くわからなかったりもするから、インド英語だからだめ、イギリスかアメリカならOKっていう根拠も揺らいでしまう。うーむ。

”所詮、こいつら「言語」ってものを舐めすぎだと思うんだよ。”

確かに中にはそういう人もいるがそれにしてもひどい釣り文句だね


”ブロークンしか使えなくてネイティブと対等にやり合えるなんて妄想は絶対に出てこないはず”

言語で対等でなくてはいけないのは言語学専攻、文学専攻、社交、多少の社交性が要求されるビジネスの場、文章を生業とする者などでありそれが全てではない。それ以外の分野、たとえば技術打ち合わせで、重要な情報、決定権、ビジネスで協力をもらえる存在の人が、増田の言う意味で英語が下手だったとする。その話相手がすることは、英語が下手だからそれ相応の軽い扱いをすることか?そうではなくて、お互い/周りの人がどんな言語上の苦労や辛抱をしてでも、必要な情報や協力を得られるようにすることだろう。

たとえTOEIC500未満でも、その人が専門担当であるなら図面とグラフと専門知識を駆使して直接説明してもらうほうが通訳通すより効率的なことが多い。
目的達成できればいいんだが、さすがにそのくらいの拙い英語でやりとりするのは、必要なコミュニケーションすら難しいから、少しでも共通言語として身に着けたほうが説明する専門担当本人の負担も軽いのでは、って話。


”日本語が非論理的だからでもなんでもなく〜”
”英語にも敬語は存在し、文法化されていないだけ余計に難しい、決まり文句や礼儀作法、本音と建前も全部存在する〜”
→同意。


”ネイティブじゃなきゃ無理”
→自分のやってきたことを全否定?ネイティブでもない自分が意思疎通できたりプレゼンが多少なりともできたりしたことのビジネス的な効用と自分の楽しさは「振り返ると全て虚しいものだ。俺はもう自らの英語を封じる」なのか!?。。 と書こうとしたが、ブクマに返信でそうではないと述べてるな。
そうだなあ、私は必要の迫られていない者は言語を習得することはできないしそもそもその必要もないという考えなので、一部増田に近いところはあるな。


"一般の英米人がシングリッシュをどれだけ馬鹿にしてるか知ってからそういうことを言って下さい。"
→聞く価値がある話なら聞くだろう?それに言葉が笑われたって良いじゃないか。言語的に非対等でも議論で対等にできた成功経験は増田にもあるだろう?

”ロジバン”
→最初からそういうキーワードを入れてくれれば、まっとうな議論と受け入れられやすかったろうに、増田はわざと煽り気味に書いて僕らと戯れたかったんだな。


とっても初歩的なんだが増田へのトラックバック飛ばし方がわからなくて。
http://anond.hatelabo.jp/20100731013229