うちより安い価格で販売しているお店のチラシを

「うちより安い価格で販売しているお店のチラシをお持ちいただければその価格にする」というサービスがあれば、自社のリソースを割かなくとも、消費者がかってに他社の動向を調査して情報をもたらしてくれるようになります。

この部分は私も思っていた。多くの消費者にとってこれは重々承知の上だろう。
ただ、もっと大きなメリットとして「値引きすることになってもそのチラシ持参者1人だけで済む」ことが挙げられるのでは? 1人の値引き額といったら全体から見たら無に等しいのでは?特に量販店だとそれが顕著と思う。この制度は1人じゃなくて誰に対しても値下げするという意味ですって?それって建前だけじゃない?
それから、ほかの方も指摘しているように、一番大きい効能は、「うちは他店より高くないです」というメッセージを伝える点ではないかと。
あと、各々の判断で戦略的に価格を下げない方が得策と考えているのだったら、それでもカルテルって言うんだろうか? 寡占状態にあると言えればそうなのかな。
今どきは、消費者だって小売りとwin-winの関係を築きたいと願っていると思うんだがそれって私だけなのだろうか。売る側にメリットの見えない値下げは(例えばこの原資は実質的な広告費から出ているんだと納得できなければ)胡散臭くて手が出ないんだが…。と偉そうなことを言いながら普段は根拠なく値段の高いものに騙されてしまう私なのであった。