ソーシャルWebサービスでのID使い分け方法の再考

ここ数ヶ月で、とても面白くて便利なWebサービスが話題となり始めた。同時に、プライバシー上の懸念を覚える出来事も発生している。
ここでは「OpenIDを部分的に活用しながらWebサービスの便利さを享受し、かつブラウザやIDを使い分けることによって少しでもプライバシー問題から自己防衛できないか」を文章を書きながら探ってみたい。

自分という一人の人物から、オープンな人格と非公開な人格を派生させ、形成して、それぞれの人格でブラウザとIDを使い分けるのだ。

便利なソーシャルサービス、便利なツール、プライバシー上の懸念を列挙してみる。
ソーシャルサービス

ツール

懸念点

  • amazon購入履歴と個人情報が結びつけられないようにしたい
  • 地図サービスと個人情報が結びつけられないようにしたい

各人格の設計(これまで)

  • オープンな一般ソーシャル人格
  • ギークなソーシャル人格(今ここに書いている人格)、ショッピングもこれで
  • 匿名な人格, 第3者テスト用ID
  • オンラインバンキング専用人格

これらを、OpenIDGoogle chromeを使って利便性とメンテ性を上げられないかと検討中。


2009年10月追記
Hacks for Creative Life!に、観点は違うが似ている考察を見つけたのでトラックバック追加した。

観点の違い

Hacks for Creative Life!

  1. 発言する必要のあるペルソナ数をカウント
  2. それぞれのペルソナに必要なソーシャルメディアを選定

当ブログ

  1. 使っているソーシャルメディアを、プライバシー、読者の興味の観点から4つに分類
  2. 4分類に対応する書き分け人格詳細をもう少し考えて設計する
4分類の人格説明補足

オープンな一般ソーシャル人格

  • 対象読者:リアル知人
  • 普通の意味で私という人間に着目
  • 出身、今の所属→関心あり
  • 今日食べたもの、最近旅行したところ→少し関心あり
  • Webサービス、文房具のレビュー、Lifehack→関心なし

ギークなソーシャル人格(今これ)

  • 対象読者:ギーク
  • 記事の内容だけに興味がある。書いている人が人間でも人口無能プログラムでも猫でも関係ない。(会う機会はないから)
  • 出身、今の所属→関心なし
  • 今日食べたもの、最近旅行したところ→関心あるとしたら単なる地域情報として。
  • Webサービス、文房具のレビュー、Lifehack→内容のみに関心あり
  • 人物名(ハンドル名含む)は、興味深い発言を見つけるためのタグの一つに過ぎない。